学問・資格

2009年9月27日 (日)

「現代日本語文法入門」覚え書き。その2。

文法的単位

(1)作品→文章…共にパロールとしての性格をもち、作者の恣意的意思により完結する。

(2)文…文は陳述により完結する。

(2)ー1 非自立的文…場面の助けがないと意味が分からず、文としては機能しない文。
(例)「………。」(沈黙文)「お茶!」(一語文)「僕はうなぎだ。」(うなぎ文=近接文)

(2)ー2 自立的文

●ハとガの3つの規則
1)具体的な事実の叙述に聞き手の目撃しない事物を初出するときにはガを用いてハを用いない。(固有名詞や「私」などの一人称代名詞はこの規則から除外。)

(例1)昔々おじいさんガいました。そのおじいさんハ猟師でした。

2)「いつ」「どこ」「だれ」「なに」などの疑問詞の前にはハ、後にはガを用いる。

(例)いいのハいつ?⇔いつガいいの? いいのハどこ?⇔いつガいいの? 来るのハだれ?⇔だれガ来るの? 欲しいのハ何?⇔なにガ欲しいの?

3)従属節における主格は、対比の場合を除き、ガで表される。

(例1)太郎ガ書いた小説ハあまり売れなかった。(「太郎」は従属節中の主格であり、主文の述部「売れなかった」までは及ばない。)
(例2)太郎ハ小説を書き、花子ハ小説を書かなかった。(対比の場合は例外)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 7日 (月)

「現代日本語文法入門」覚え書き。

Ⅰ 超(メタ)日本語とは
(1)言語…自然言語と超(メタ)言語
(2)自然言語…意味を重視
(3)超(メタ)言語…形・型を重視
(4)文法…自然言語の形に注目し、超言語として再構築したもの

Ⅱ 言語とは
1 分節性ー近代言語学の父・フェルディナン・ド・ソシュールの学説ー
(1)音声…音声器官(口など)を用いて、有意的に出した音。非言語音と言語音がある。
(2)非言語音…ひとつづきに発せられて、正確に文字化できない音声。口笛、動物の言語など。
(3)言語音…いくつかの音声の組み合わせによって表現される、人間の言語の一単位。文字化可能。
(4)分節する…言語音を文字化できるいくつかの音に区切ること。また分節された音を分節音という。
(5)分節化→音のみならず、内容面で分節することも可能。
(6)言語の分節性…言語の各側面で分節化が行われていること。
2 記号形式と記号内容ー恣意性ー
(1)言葉…形(記号形式)と意味(記号内容)とから成る。
(2)一言語内における記号形式と記号内容の関係は固定的必然的である。
(3)複数言語における記号形式と記号内容の関係は恣意的である。
3 線条性と基本配列順序ー基本語順ー
(1)言語の線条性…言語は同時に複数の情報を提示することはできない。
(2)日本語の基本配列順所…時→場所→主体→状態(存在)
(3)日本語における語順の変更→プロミネンスの代替=レトリカルな相違
4 ラングとパロール
(1)ラング…意図に着目したときの言語。社会的言語。繰り返される。抽象的存在。
(2)パロール…実現形に着目したときの言語。個人的言語。一回限り。具体的存在。

| | コメント (0) | トラックバック (0)